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(03−1) 100円ショップで靴トレイと文鎮、ゴム足を買いました。あとは内径4mm長さ5cmくらいの適当なチューブ(水槽に空気を送るようなのが安い)、マイクロスイッチ、ミニプラグ、ケーブル、ネジ(2mm径)などを用意します。 |
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(03−2) このセンサの特徴は、左写真のようにトレイ背面に重りをつけ、裏面に足をつけて、靴の有無によってトレイ全体をシーソーのようにカタカタと動かすことにあります。 左写真では、文鎮を2つに切ったものを両面テープで貼り付け、ネジで固定しました。文鎮の切断や穴あけについてはこちらをご覧ください。 これはトレイを傾けるための重りなので他に適度な大きさ、重さのものがあればわざわざ文鎮を切る必要はありません。最初の頃は文鎮を切らず、トレイからはみ出る部分にはクッションテープ貼り付けて使っていました。それでも使えます。 |
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(03−3) 裏面に両面テープなどでゴム足をつけ、これを支点としてシーソーのようにカタカタと動くようにします。何もしていないときは重りをつけた後方に傾いて、靴が置かれると前に傾くような位置に調節します。写真のように、真ん中よりもかなり後ろのほう(重りをつけた方)につけます。 位置決めが難しいようであれば、この時点では仮止めにしておいて後で固定してもかまいません。 |
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(03−4) マイクロスイッチは、アームの先のローラー部分にチューブをかぶせます。柔軟なチューブ素材を介して床面に接することで、マイクロスイッチの苦手な横方向の力はチューブで逃がしつつ、スイッチは押す方向の力を伝達することができます。 ここでは、チューブが固定しやすいように、アームの先にローラーのついたものを使ってます。チューブの径が合わず、かぶせるだけでは固定性が不十分な場合は、ホットボンドなどの接着剤で補強してください。 |
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(03−5) マイクロスイッチをトレイの側面に当ててみて、トレイが前に傾いたときにスイッチが押され、後ろに傾いたときにスイッチが開放される位置を探します。また、マイクロスイッチは固定する前に、コードを取り付けておいて下さい。コードとミニプラグなどの接続端子の取り付け方はこちらをご覧ください。 ミニプラグの延長コードも100円で買えてしまうので、そのメスのプラグの部分を切りすてて作るのも簡単で良いでしょう。 |
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(03−6) マイクロスイッチがちょうど良く作動する位置で印をつけ、ネジで固定するための穴を空けます。ちなみにこのハンドドリルも100円ショップで買ったものです。 |
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(03−7) 穴にネジを通してマイクロスイッチをトレイに固定するとこんな感じになります。 |
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(03−8) トレイ上に物があるときにはトレイが前傾してスイッチが押され、物がなくなると後傾してスイッチが開放されることを確認します。うまく動作しないときには、チューブの長さを変えたり、マイクロスイッチの固定位置を変えたりして調節してください。この調節が大事です! |
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(03−9) 注意点ですが、トレイにマイクロスイッチをネジで固定する際、その間にはワッシャーを挟んで少し間隔を空けてください。ピッタリくっつけると、チューブがトレイにくっついてしまってうまく動作しない場合があります。 |
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(03−10) 万が一、ケーブルが引っ張られてもマイクロスイッチのハンダ付けした部分が外れたりしないよう、ケーブルをトレイに固定します。ここではトレイの一部に穴を空け、ニッパーなどで穴につながる切れ目を入れてケーブルを通します。 |
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(03−11) 切れ目から穴までケーブルを通し、両端を軽く結びます。これでケーブルが引っ張られてもある程度は耐えられるでしょう。 |
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(03−12) 以上で完成です。ミニプラグ端子をつけたアラーム装置などに接続して使用してください。写真は、市販のワイヤレスアラームを改造してミニプラグ端子をつけ、そこに靴置きセンサを接続したものです。 |