福祉工学技術 Assistive technology

研究員が日頃行っている業務の中から、臨床や研究に役立ちそうな情報を提供していきます。


簡単にできる生活支援機器の製作・改造

当研究員は、関西リハビリテーション病院においてリハビリテーションエンジニアとしての活動も行っています。リハビリテーションエンジニアとは、工学的な知識や技術を生かして患者さんの役に立つ臨床サービスを行う人のことで、具体的には特殊なセンサやスイッチ、自助具等の開発・製作、既存の機器の改造などを行っています。

ここでは、そういったサービスの中から比較的簡単にできるものをご紹介いたします。

 なお、スイッチの製作については、下記の論文も参考になるかと思います
 (クリックするとPDFファイルが開きます)
 吉田直樹: スイッチ操作の障害への対応, 大阪作業療法ジャーナル, 33(1), 2-10, 2019.

大きな黄色い押しボタンが接続されているTVリモコンの写真  テレビリモコンへの外部スイッチ端子の増設
 ー 病室のテレビのリモコンが使いにくい方への対応例 ー

大きな黄色い押しボタンが接続されているマウスの写真  マウスへの外部スイッチ端子の増設
 ー マウスのクリックボタンが押しにくい方への対応例 ー

靴トレイ上の靴がなくなるとアラームが鳴って看護師が気付くイラスト  靴トレイを使った離床センサの作り方
 ー 危険動作の前段階での関知 ー

ミニプラグジャックがついた洗濯バサミセンサの全体写真   洗濯バサミセンサの作り方
 ー 超安価で応用範囲の広いセンサ ー

ベッド柵が持ち上げられ、洗濯バサミセンサから絶縁体のカードが引き抜かれる様子のアニメーション  洗濯バサミセンサの使い方
発信機とスイッチの写真  無線アラーム送信機のミニジャック増設工作
 ー スイッチやセンサを接続できるように ー

Nsコールの補助板の説明図  手が動きにくい人でもナースコール装置を操作しやすくする工夫
(補助板と固定具)

工作の基本技術

ミニプラグとマイクロスイッチがケーブルで繋がっている写真  スイッチの基本パーツの工作:ミニプラグとマイクロスイッチをコードで接続

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