生体工学技術
Bioengineering
研究員が日頃行っている業務の中から、臨床や研究に役立ちそうな情報を提供していきます。
<UCM解析> UCM analysis
UCMとはUncontrolled Manifoldというちょっとむずかし数学用語の略です。これを使ったUCM解析という方法をうまく用いると、抽象的な概念のようにとらえられてきた「運動の協調性」を計測して数値として表現できる可能性があります。
ここでは、その考え方と解析方法について対話形式でわかりやすく説明してみました。
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その1:UCM解析(ゆーしーえむかいせき)ってなんだろう?
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その2:冗長性(じょうちょうせい)ってなんだろう?
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その3:冗長性を活かした制御って?
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その4:協調性をグラフで見てみよう!(パートI:時系列グラフ)
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その5:協調性をグラフで見てみよう!(パートII:位相面グラフ)
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その6:バラツキってどうやって計算するの?
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その7:結果に影響するバラツキと影響しないバラツキ
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その8:変動を2つに分けて大きさを求める
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その9:バラツキを2つに分けて大きさを比べる
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その10:協調性の指標ΔV(でるた う゛ぃー)の計算結果をみる
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その11:これまでのまとめと、一般化への拡張の準備
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その12:一般化: メンバーが3人以上のときはどうなるの?
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その13:一般化: 目標値が変動するときはどうなるの?
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その14:最終回なので遠慮無く数式を使って確認
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あとがき
【お知らせ】 このページの内容をもとに、UCM解析の詳細な解説を書いた書籍が出版されました。
『運動制御と臨床応用
運動・姿勢のメカニズムと協調性の理論と実践
』
(著者:浅賀忠義・吉田直樹 出版社:文光堂 発行年:2020)
「第7章 UCM解析の理論」がこのページの発展型の内容です。よろしければご覧下さい。
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